4-5 統計データをさがす

求める統計データを探すには、「どんな統計調査が実施されているか」「その統計調査の結果が公表されている刊行物(統計資料)は何か」を調べる必要があります。知りたい分野に関する統計資料にどんなものがあるか、その統計の名前を調べるための資料を紹介します。

統計資料には、調査の結果から得られるオリジナルなデータを掲載したもの(一次統計)と、一次統計のデータを集めて、テーマ別に要約・編集したり、一定期間のデータの推移を掲載したもの(二次統計)があります。

おもな一次統計には、「国勢調査」「経済センサス」「農林業センサス」「学校基本調査」「毎月勤労統計調査」「雇用動向調査」「消費者物価指数」「日銀短観」「家計調査」「工業統計調査」などがあります。

二次統計には、もととなった一次統計についての情報が記載されているので、さらに詳細なデータを得たい場合は、一次統計にあたることができます。また、基本的な統計データの要約や推移データが載っているので、およその状況を把握することができます。各省庁が発行する白書(4章-1参照)は一次統計に基づいて、その年の状況を概観したものなので統計の入口になるでしょう。二次統計資料の中から、国内の総合的な統計資料を紹介します。