4-15 学位論文をさがす

明治学院大学を含め、国内外の大学の学位論文の探し方を紹介します。

学位論文とは、学位を請求するために提出する論文のことをいい、学士(大学卒業)・修士・博士の3種がありますが、一般的には博士論文のことをいいます。博士論文は学位審査を経ているため、内容については一定の質が保証されているといえます。

①明治学院大学の学位論文

▪️博士論文
図書館に所蔵があり、OPACで検索できます。また一部は明治学院大学機関リポジトリで論文要旨や本文を公開しています。
▪️修士論文
図書館では所蔵していません。大学院事務室で保管しています。閲覧については大学院事務室にお問い合わせください。修士論文の題目一覧は、各研究科または専攻のオリジナルサイトで公開されています。
▪️学士論文(卒業論文)
図書館では所蔵していません。学部ごとに保管・閲覧の取り扱いが異なりますので、各学部学科共同研究室にお問い合わせください。学部学科によっては優秀論文のタイトルなどをオリジナルサイトで公開しています。

②国内の博士論文

国内の博士論文は、一般的に学位を授与した大学の図書館に所蔵されていますので、それぞれの大学図書館の蔵書検索システムで調べられます。

また、学位を授与した大学はその論文を国立国会図書館に提出する義務があることから、同図書館では1923年9月以降2013年3月までに学位を授与された博士論文を冊子体で所蔵しています。

学位規則改正により、2013年4月以降に学位授与された博士論文は、原則として学位を授与した大学が各大学の機関リポジトリ等を利用して公表することになっています(2013年3月以前に提出された博士論文は、著作権者の許諾を得たもののみ)。

  • CiNii Research
    収録データベースの中に、CiNii Dissertationsがあります。このデータベースでは、国内の大学等学術機関のリポジトリにて公開されている博士論文、国立国会図書館が所蔵する博士論文について一元的に検索することができ、本文が公開されている場合は、リンクより表示できます。
  • 国立国会図書館オンライン(NDL ONLINE)
    詳細検索では「博士論文」に絞って検索可能。冊子体の博士論文は関西館で所蔵されているため、東京本館で利用する場合は、関西館からの取り寄せを申し込む必要があります。
  • 国立国会図書館デジタルコレクション(博士論文)
    1991~2000年度に受け入れ、デジタル化した約14万点の博士論文と2013年度以降に学位授与された博士論文を収録。検索結果に「国立国会図書館/図書館送信限定」と表示されているものは、レファレンスカウンターで利用申し込みをすれば閲覧可能です。
  • IRDB 学術機関リポジトリデータベース → https://irdb.nii.ac.jp/
    日本国内の学術機関リポジトリに登録されたコンテンツのデータを収集。詳細検索の資源タイプでthesisに絞って検索可能。

③海外の学位論文

図書館では海外の博士論文を3,000タイトル以上、冊子体で所蔵しています。図書館に所蔵がないときは国内の場合と同じく、学位を授与した大学やその国の国立図書館などにあたる方法が考えられます。それ以外にもデータベースや販売店を経由し、購入する方法があります。また、海外の学位論文は図書として出版されたり、インターネット検索で見つかることもあり、さまざまですのでまずは図書館レファレンスカウンターにご相談ください。

  • Dissertation Express
    ProQuest 提供の学位論文の検索販売サービスで、国内正規代理店であるサンメディア社のサイトから個人でメール・Faxにて利用できる。1861年以降の約150万件が対象。
  • 丸善雄松堂学位論文センター
    ProQuest社提供の北米博士論文・修士論文(全分野)の日本指定代理店で、書誌情報270万点以上、全文テキスト120万点以上を提供しており、検索とコピーの取り寄せサービスを利用できる。