6-2 引用のルール
レポートで主張することの証拠・根拠として他者の言葉を用いることを「引用」といい、その方法には2種類あります。ひとつは「直接引用」といい、もとの文章を一字一句そのまま引用します。もうひとつは「間接引用」といい、元の文章の内容を自分の言葉に置き換えます。どちらの場合も引用であることがわかるようにしなければなりません。
また、引用はしていなくても自分の考えを展開するうえで参考にした文献は参考文献といい、これも提示しなければなりません。
引用文献、参考文献を明記しないと剽窃(ひょうせつ)とみなされますので注意しましょう。文献リストの書き方には学科ごと科目ごとにルールがあります。課題の指示に従いましょう。下記は文献リストの書き方の一例です。
参考文献
- <書籍の例>
和田秀樹『「なぜ若者はトイレで「ひとりランチ」をするのか』祥伝社、2010 - <雑誌記事の例>
鈴木謙介「きめ細やかな若者ケアを」『日経ビジネス』1675、2013、p.106 - <新聞記事の例>
「大学が友人づくりお手伝い」『朝日新聞』地方(埼玉)、2012年4月16日朝刊、p.35