シーン3 事実や数値を確認したい
レポートや発表で事実や数値を出して説明すると、内容がぐっと具体的となり、説得力が増します。
数値を提示するときは、どのような基準、条件などで出されたものか正しく理解して裏づけに使いましょう。
STEP 1新聞で確認する
日付や数値などを確認するには新聞が有効です。事件事故、災害や社会現象の発生日時や規模であったり、裁判の判決年月日など事実経過を確認できます。
同じ事柄でも、新聞によって報道の仕方は異なります。大学図書館では複数の新聞を購読していますので、読み比べができます。各社の新聞を読み比べることで、さまざまな角度から物事を知るようにしましょう。
3章-6をチェック
STEP 2統計を確認する
- 求めるデータがそもそも統計として作成されているか
- 作成されているとしたらどの資料に載っているか
- その資料は刊行されているか、公開されているか
- 図書館に所蔵があって入手できるか
- ほかの方法が必要か
順を追って辿っていきましょう。
4章-5をチェック
STEP 3調査資料から数字をひろう
統計とよばれているもの以外にも、さまざまな調査資料から数字をひろうこともできます。国や都道府県、市区町村だけでなく、民間企業や調査機関がさまざまな規模、基準、目的で調査を行い、その結果が公開されているものもあります。
国政選挙の前の政府や新聞社による世論調査、企業の財務状況、テレビ番組の視聴率や楽曲のダウンロード数、イベントの入場者数や観光地の旅行者数などさまざまです。自分が調べていることは数値の裏づけが取れるか、考えてみましょう。